休憩ならぬ休憩。
小休憩。
最近の出来事でも書きましょか。
この前の更新が遅れた言い訳って奴ですね。
本文は人によっては不快に感じる内容を含んでいます。
見たくないと思ったらブラウザを消し、ツイ廃生活に戻りましょう。注意で。
僕はうつ病持ちだ。
6年前ほどから良くなったり悪くなったり繰り返している。
よく病んだツイートで溢れかえるのもそのせいだ。
なるべく見えないように配慮しようとは思っているが、そこまで考えられない時もあるので申し訳ない。
自分では明るく元気にポジティブに生きていたいのだが、こいつのお陰で何でもない些細な出来事で絶望しすぐに全てが嫌になる。
自分は死んだ方がいい。
否、死なないといけない。
そう考えるように指示されて死にたがるのだ。
その日も頭の中の厄介が猛威を奮っていた。
長めの休みは特に元気らしく、僕の元気をきっと飯にしているんだと思う。
出来る限り表情や振る舞いといったもの、つまりは表向きにはネガティブを出さないようにしているが今日はダメだった。
「しんどいしんどいしんどいしんどい…」
「何をしてても悲しい、何もしなくても悲しい…」
何度も何度も脳裏を通り過ぎ、いつしか落ち込んだ気持ちがメビウスの輪になる。そこを鬱が滑り続け僕を嘲笑っているような気分だ。
日が沈むと余計に勢いを増す。
あいつは暗闇が好きなんだよなあ。
あ、もう無理だ。
自暴自棄になった。
少しでも楽になりたい。
ここに居る実感が欲しい。
そんな気持ちでいっぱいの時は自虐に走ってしまう。
先日買った市販薬。
病める人達の中では有名な薬だ。
実際は抗ヒスタミン薬であり、蕁麻疹などのアレルギー反応を抑えるものだが用量を超えて飲むととんでもない薬になる。
初めて飲む薬なのでおすすめと言われる15錠を手に取る。
こんな小さな錠剤でそんな事になるのかと疑心暗鬼になりつつも酒で流し込む。
13度のアルコールが喉を刺してくる。
後はベッドに横になり、身体に変化が現れるのを待つ。
30分ほどして変化が現れる。
身体が軽くなりふわふわとしてくる。
浮き上がるような感覚により気持ち良くなって多幸感に包まれる。
伸ばしている脚がそわそわとしてくる。
バタバタと動かしたくなっていく。
変な感じ。なんか楽しい。
しばらくその感覚に浸ってみる。
途中で酒も足してダブルでふわふわ感を楽しむ。
尿意を感じたのでベッドから体を起こし、御手洗へ向かおうとした。
すると足がいつもの3倍の重力を感じた。
重たい。
足が地球に引っ張られている。
万有引力と遠心力の公式が頭に浮かぶ。
頭を揺らしながら用を足し終えると、壁に目が吸い付いた。
何も無いはずの壁に模様が見える。
じっと同じ場所を見つめていると糸のような蟲がうじゃうじゃと蠢いているように見えた。
他の壁や天井でも試した。
やはり蟲が蠢いている。
おもしろ、楽しくなってきた。
この感覚から醒めたくないと、5錠追加で飲んだ。
しかし、段々と幻覚が薄れていく。
30分経っても薄れるばかりなので更に5錠を腹に入れた。
酒も一緒にごくりと。
しばらくすると段々身体がおかしくなってきた。
横になっていると脚がムズムズムズムズする。
脚の中にヤスデのような毒虫が這い回っている。
じっとしていると脚が持っていかれそうになるので、布団を永遠と蹴ったり、脚をじたばたとさせ抗う。
天井を見ていると廻り縁に目がいった。
廻り縁の周辺に大量の羽蟲が集まり、もぞもぞと動いたり羽をばたつかせているではないか。
気持ちが悪い。
だが、視線が羽蟲に縛り付けられていて他のものを見ることが出来ない。
副作用の眠気に襲われ、とんでもなく眠たくなってきた。
しかし、吐き気のような気持ち悪さが邪魔をして寝かしてくれない。
高熱を出した時に魘されるような感覚に近い。
ウンウンと唸りながら身体をくねらせ、不快感と脚のゾワゾワを取り払おうとするが全く収まる気配はない。
不快感と闘っているうち、気が付けば眠りについていた。
起きた時の不快感は力尽きる前と全然変わらない、何なら口渇の症状まで出てきて悪化していた。
渇いて仕方がない喉をお茶や水で潤そうとがぶ飲みするが少し経つとすぐに渇くのだ。
その後、次寝て起きるまで気持ち悪さが抜けず身体がとても重たくなり大変しんどいものだった。
「この薬をODするなら15錠にしておこう、調子に乗って増やすと地獄を見ると分かった…。」と心の中で誓った。
次が無いと良いのだが……。
薬の用量を守らず過剰摂取する事、すなわちODは精神を病める者にとって切り捨てる事の出来ない自傷行為の一つである。
この日記はODを推奨するものではなく、ODすると僕のように幻覚・幻聴、不快感、吐き気、その他副作用で身体がおかしくなるため、絶対やるべきでは無いという忠告であることを認識しておいて欲しい。
行っている僕自身もやりたくないが、辛くなると後先考えず動いてしまっているのだ。
皆さん、今日も健康で文化的な最低限度の生活をお過ごしください。